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延床面積

延床面積(のべゆかめんせき)とは、建物の各フロアの床面積をすべて合計した面積のことです。
1階150m²+2階100m²なら延床面積は250m²
。平屋の場合は1階部分の面積がそのまま延床面積になります。

延床面積に含まれる部分

延床面積に含まれるのは、日常的に使うスペースや建物を構成する主要な空間です。

居室
リビング、寝室、和室、洋室、書斎など、普段生活する部屋はすべて対象です。

廊下
玄関、居室、洗面所などをつなぐ通路部分も含まれます。

・階段
階段室・階段部分も床面積としてカウントされます。

・浴室・トイレ・洗面所
水回りも延床面積に含まれるため、広めの設計にするとその分延床面積も増えます。

・キッチン
生活機能を持つスペースのため、当然延床面積に算入されます。

・収納スペース(クローゼット・押入れなど)
居室ではなくても、室内に設けられた収納は延床面積に含まれます。

・納戸
採光や換気の条件を満たさず「居室」と表示できない場合でも、用途としては居住空間の一部であり、延床面積に含まれます。

延床面積に含まれないもの

ベランダ・バルコニー
外壁から2m超の部分のみ延床面積の対象となります。

・ロフト
一定条件(天井高1.4m以下、面積の上限など)を満たせば延床面積から除外されます。

・ビルトインガレージ
延床面積の1/5以内であれば、延床面積には含まれません。

・出窓
寸法条件を満たすと延床面積から除外されます。

・屋上

・屋外階段
開放条件を満たす場合は、延床面積には含まれません。

延床面積と混同しやすい用語

建築面積:建物を真上から見たときの水平投影面積
敷地面積:建物が建つ土地の面積
施工面積:延床面積に含まれない部分も含めた面積(会社ごとに基準が異なる)

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