酒のツマミになる間取り【二世帯住宅編】-①
- お役立ち
ツマミにする間取りを決めよう
二世帯住宅のタイプどれがよい?
突然始まりました「酒のツマミになる間取り」。記念すべき第1回のテーマは私の独断で「二世帯住宅」です。
「間取り・注文住宅プラン集」の特集記事では以下の4タイプの二世帯住宅の間取りをご紹介しています。
① 1階2階で住み分けるが、玄関は共有
② 玄関も分けた完全分離
③ 親世帯用に一部屋だけ用意
④ 特に分離しない
どのタイプの間取をみていきましょうか?
んー、じゃぁ、この4つの中から自分ならどれ?を話してみましょうか?
私は②の完全分離がいいです。
生活の時間が全然違うし、私は仕事や飲み会で夜遅くに帰ることもあるので、「こんな時間から」とか「こんな遅くに帰ってきて」とか、干渉されたくないし、親の生活を干渉したくもないんです。まぁ上下なのでどうしたってわかるんでしょうけど、完全分離が暮らしやすいように思います。
③の一部屋だけ用意するタイプは、これはもう、どっちかの親が一人になった後なかんじですよね。
いやぁ、でもキッチン1個はけんかのもとなので、キッチンは別々がいいし…
キッチンでけんかするんですか
もう・・・なんか、しますよね(笑)
自分で作りたいものとか、冷蔵庫が一個だと食材を使っちゃったり使われちゃったり。だからキッチンは分けたい。でも子どものために親世帯との自由な行き来はあっていいかなと思うので…玄関共有の①にします!
私の場合は、両親と私の3人暮らしの2階建ての一軒家に、おじいちゃん・おばあちゃんが同居する①に近い形でした。リビングにおじいちゃんの介護ベッドを置き、書斎をおばあちゃんの車いすが入れるようにリフォームしました。
ですが、母が1階で介護をしているとき、2階にいる私や父に気を使っている姿を見て、遠慮しないでもっと頼ってほしいなと悲しい気持ちになったんです。
だから、同居するなら家族全員がコミュニケーションの取りやすい平屋が理想だと感じています。この中だと④が近いですね。
ホントの意味で「一緒に暮らす」ってことですね
私もおばあちゃんと一緒に暮らしていました。④のタイプでした。ただ、飼っていた犬が暴れまわって、足の悪いおばあちゃんが結構危なかったんです。そういう経験から、別れていた方がよかったかなと思うので、①に近い③かな。
結婚と同時に同居するのか、親世帯が一人になったり介護が必要になったりで同居を始めるのか、で違いますよね。
結婚と同時にならキッチンは別々がいいなと思います
二世帯生活っていろんなパターンがあって、意外とみんな体験してるんですね。
では最後に、社長、お願いします。
えっと、理想と現実とどっち話しましょうか(笑)
現実でお願いします。
体験談・二世帯住宅・社長家の失敗
うちは両親と僕の3人暮らしでした。僕が結婚した時に妻のお母さんのアドバイスでうちの実家で同居することにして、2階にキッチンとトイレを増設して、玄関・浴室は共同にしてスタートしました。①のタイプですね。
まぁでもやっぱり…不慣れなんです、女性がいるってことに。
オヤジとかは真っ裸でうろうろするし、母親は娘ができてうれしいからなにかにつけて2階の僕らの部屋に来たがるわけです。でもそのどっちにも嫁はとまどうじゃないですか。
そういうのがいろいろいろいろいろいろあって、またリフォームしたんです。2階に風呂を増設して玄関も分けました。②のタイプですね。
でも結果的にうまくいかなくて家を出てしまいました。
二世帯は難しかったですか
難しかった。
でも完全に水回りを分けて玄関も分けたおかげで2階は賃貸として貸すことができた(笑)
つまり、失敗した時のことを考えると完全分離がいいなというのが結論です。
失敗した時だけじゃなくて、例えば旦那さんが転勤になって遠くに行くことになったとき、家族はついていくこともあるでしょ?
そういう時に期間限定で貸すことができるわけ。
どこまで先を見てなのかはあるけれど、僕は完全分離にした方が何かあったときに対処できるんじゃないかなと思います。
なるほど将来の万が一も見据えての「完全分離」なんですね。
ということで完全分離がいいという意見が多かったので、完全分離の二世帯住宅の間取りをじっくり見ていくことにしましょう♪