「時間が足りない」を解決!建築デザインのクラウドソーシング「スタジオアンビルト」で業務を外注!
- 取材

「この業務、誰かに頼めたら…」そう思ったことはありませんか?
しかし、適切なスキルを持つ人を見つけるのは難しく、継続的に依頼できる保証もない…。そんな悩みを解決するのが、クラウドソーシングです。
なかでも、建築やデザインの業務を手軽に外注できるのが「スタジオアンビルト」。
必要なタイミングで専門家を見つけ、単発の依頼から継続的な発注まで柔軟に対応できるプラットフォームです。
本記事では、同サービスを運営する株式会社スタジオアンビルト代表・森下敬司さんにインタビュー。「どんな人が利用している?」「サービスを使いこなすポイント」など、サービスの魅力や活用法をお伺いしました!
建築デザインのクラウドサービス「スタジオアンビルト」とは?

建築図面やパース制作、設計プラン作成などの業務を、Web上で全国の専門家に依頼できるサービス「スタジオアンビルト」。
「建築設計図面のオンライン制作スタジオ」として、建築デザイン業界に特化したクラウドソーシングサービスで、現在では1万人以上の建築士やプランナーが登録。オンラインでのマッチングを通じて業務を発注・受注しています。
例えば、電気設備図など特定の業務のみを切り出して発注することも、設計プランを1から検討して欲しいといった大型案件も可能で、急ぎの仕事でも、必要なタイミングで、スピーディに依頼できることが大きな魅力です。
気になる利用料は、クライアント(発注者)はサービスはすべて無料で利用可能。仕事を受けるメンバー(受注者)が利用手数料を払う仕組みとなっています。
スタジオアンビルトの魅力

安心の運営体制・サポート
スタジオアンビルトを運営する株式会社スタジオアンビルトは、建築プラン作成サービス「madoree(マドリー)」も展開。建築業界に深く根ざした企業による運営のため、サービスの信頼性も高く、多くの建築士や企業が安心して利用しています。
また、初めての発注者でもスムーズに依頼できるよう、業務の切り分け方や発注のポイントについてサポートを提供。初心者やどのように依頼すればよいのか迷った場合でも、適切なアドバイスが受けられます。
安心の「仮払いシステム」でトラブル防止
トラブルを防止するために仮払いシステムが採用されています。仮払いとは、クライアント(発注者)が依頼した仕事が完了するまで、仕事の報酬をスタジオアンビルト事務局が預かってくれるサービス。
これにより、仕事が完了するまでメンバー(受注者)に決済は行われないため、クライアント側が「お金を払ったのに仕事をしてもらえない」といったトラブルを防ぐことができ安心です。
「3Dマイホームデザイナー」のスキルがあるメンバーも探せる
スタジオアンビルトは、メンバー(受注者)のプロフィールがサイト上で公開されており、ポートフォリオや実績、得意なスキルを確認したうえで、直接見積もりを依頼できます。そのため、「3Dマイホームデザイナー」を扱えるメンバーを絞り込んで依頼することも可能です。
例えば、「3Dマイホームデザイナーでパースを作成・納品」という依頼をすれば、自身のソフトでプランの修正やインテリアの追加など、データの編集が可能になります。
必要な業務だけを外注できるため、業務効率を大幅に向上させることができます。
【インタビュー】スタジオアンビルト代表 森下氏に聞いてみた!

スタジオアンビルト株式会社 代表取締役 森下敬司氏

スタジオアンビルトはどのようなきっかけで立ち上げられたのでしょうか?

僕は、もともとゼネコンの設計部に勤務していました。
その後、インターネットビジネスに携わる機会があり、「インターネットを使って建築業界の課題を解決しよう」と2013年に建築デザイン分野のクラウドソーシング事業を開始しました。
建築業界では、仕事の依頼が知人経由に偏ることが多く、設計士やデザイナーが自由に仕事を選べる環境が少なかったんです。また、独立したての建築士が最初の仕事を得ることも難しいという課題がありました。そこで、インターネットを活用すれば、より広く仕事を受注できる仕組みが作れるのではと考え、スタジオアンビルトを立ち上げました。

スタジオアンビルトでは具体的にどのような形でマッチングが行われるのでしょうか?

クライアント側の仕事の依頼方法は2つあります。
1つ目は、1対1で受注者に直接依頼する方法。
「この方にお願いしたい」と指名して直接見積もり依頼もできますし、依頼を公募して集まった人の中から選んで依頼することもできます。公募だと、パパッと応募が集まることも多いので、募集から15分で仕事を開始されたっていうケースもありますね。
2つ目は、コンペ形式で依頼し、複数のメンバーからデザイン案の提案を受ける方法です。
依頼したい内容に合わせて、発注者で選ぶことができますが、「どう依頼するのがいいかわからない」といった声も多いので、サポートを充実させています。業務の切り分け方法や、適切な発注の仕方など、お気軽にお問合せいただければスタッフがアドバイスいたします。

サポートがあるのは安心ですね。
依頼するにあたって、図面など公開できない情報は、ネット上でどのように受注者とやり取りするのでしょうか?

依頼を公募する段階では図面は伏せていただいても大丈夫です。
詳細があれば仕事の内容が分かりやすくて良いのですが、公開できない情報はもちろんあると思いますので、どんな仕事かという概要と納期があれば問題ありません。
その後、誰に発注するかを決める前に、直接のDM機能でメッセージのやり取りができるようになっています。DMで「これぐらいの納期でこれぐらいの金額でできます」という話をやり取りされる方が多いかなと思います。
ただし、コンペ形式の場合は敷地情報などは公開しないと提案ができないため、コンペで登録された情報は基本的に公開されますのでご注意ください。

どのような方がメンバー(受注者)として登録されているのでしょうか?

独立したての設計士の方や、副業で設計業務を行いたい方、子育てや介護のためにフルタイム勤務が難しい方など、さまざまなバックグラウンドを持つ方が活躍していますが、経験豊富な方がたくさんいらっしゃいます。
サイト上ではプロフィールに加えて実績とか評価が見られるようになっているので、それを見て信頼できる依頼先を探してもらえればと思います。

実際、ネット上で業務を依頼するのは「トラブルが心配」という声も多いと思いますが、どのような仕組みでカバーされているのでしょうか?

インターネットは非対面なので、信頼できるか、ちゃんと納品してもらえるか、心配もありますよね。でも、スタジオアンビルトは「仮払い」という仕組みになっているのでご安心ください。
契約がマッチすると、依頼された仕事がスタートする前に、クライアントからの報酬を弊社がお預かりしています。
終わったタイミングで、今度はメンバーにお支払いするという流れになってますので、「支払ったのに仕事をしてもらえなかった」というケースはゼロなんですよ。

お金のトラブルがないというのは、一番安心ですね!
ネットで業務を外注したことがない方が、サービスを使いこなすポイントはありますか?

ネット上では特に、コミュニケーションは多めに取った方がいいかなと思います。
人によって仕事のスタイルも違いますし、そこまで言わなくてもやってくれる人としっかり指示出した方がいい人など、様々です。
クライアントからすると「細かいところまで言いすぎない方がいいかな」と躊躇してしまうかもしれませんが、受注するメンバー側からすると、明確に指示があった方が安心できますし、言った言わないを防ぐこともできますので、しっかり文面にしてコミュニケーションを取るのがポイントかなと思います。

なるほど、コミュニケーションを多くとることで信頼が深まりそうですね。
最後に、今後の展望を教えてください!

「インターネットでの業務依頼が難しい」「誰に発注すればよいかわからない」といったお悩みを抱える方に向けて、スタジオアンビルト事務局が案件を代行するサービスを開始しました。
事務局が発注先のメンバー選定や進行管理、支払いまで一括して対応するため、ネットに不慣れな方でも安心してご利用いただけます。
このサービスを通じて、人手不足をはじめとする業界の課題解決に貢献していきたいと考えています。
事務局への依頼はスタジオアンビルトトップページのバナーからお問い合わせすることができます
忙しい期間だけのスポットにも、継続的にも、業務を外注したい方にとって頼れるサービス。
ぜひチェックしてください。