3Dマイホームデザイナーシリーズのソフトの違いを解説!「あなたにぴったりのソフトを見つけよう」

  • 3D活用法

3Dマイホームデザイナーシリーズには、多くの種類があります。
インフォメーションに「どのソフトが自分に合っていますか?」というご質問をよくいただくため、今回は各ソフトの特徴をわかりやすくまとめました。ぜひあなたに最適なツールを見つけてみてください。
※2025年1月時点の情報です。

ソフトを選ぶ基準とは?

ソフトを選ぶ際は、以下の3つのステップをチェック!

ステップ1:プロ向け?施主向け?

まず、3Dデザイナーシリーズは大きく分けて「プロ向け」と「施主向け」があります。

3Dマイホームデザイナー14」は、施主が新築やリフォームのプランを簡単に作成でき、こだわりのマイホームを検討するための製品です。施主の方々には、ご自身のイメージを業者に伝えたり、家族とのコミュニケーションにご利用いただいています。

専門的な機能を省いたご家庭向けの製品ですので、プロの方にとっては「必要な機能が足りない」と感じることも多く、お仕事でのご利用にはおすすめできません。プロの方は次のステップに進んでください。

ステップ2:シリーズの構成

現在の最新シリーズは、以下の5種類です。

1.最上位製品
 3Dアーキデザイナー

2.上位製品
 3DマイホームデザイナーPRO10EX

3.PRO10シリーズ
 ・3DマイホームデザイナーPRO10
 ・3DインテリアデザイナーNeo10
 ・3D住宅リフォームデザイナー10

※そのほかオフィスや医療施設など業種に応じたソフトもありますが、当記事では主に住宅を提案される方に向けてご紹介します。
[オフィス設計におすすめ]オフィスデザイナーシリーズ
[医療・介護施設におすすめ]3D医療施設デザイナー

上記1~3のシリーズを図にすると、このように分かれています。

まず、3DマイホームデザイナーPRO10」が建築プロに向けて必要な機能を搭載した基本の製品です
これだけでも戸建て住宅やマンションの一室や外構を充分お作りいただけます。(天井・壁・床の装飾はできず、平坦のみです)

「3DマイホームデザイナーPRO10」をベースに、機能をプラスしたのが下記の2製品です。

3D住宅リフォームデザイナー10
PRO10のすべての機能を含み、リフォームの提案に便利な機能を搭載しています。

3DインテリアデザイナーNeo10
PRO10の一部の機能を含み、内装や空間の意匠設計に便利な「天井」や「床」の編集機能を搭載しています。門扉や塀を設置したりと外構の作成も可能です。(土地の高低差の設定はできません)
インテリアコーディネーターや、店舗設計を手掛ける方に向いています。

そして、これら3製品の機能すべてを搭載しているのが「3DマイホームデザイナーPRO10EX
さらに、どの職種の方にも便利な機能を追加搭載した最上位版ソフトが「3Dアーキデザイナー」です。

それぞれに価格差もありますが、価格の差は「機能の差」です。
ご自身の仕事をスピードアップしたり、プランをより魅力的に見せることができるぴったりの相棒ツールを見つけていただきたいと思っています。

そこで、当記事では製品による機能の差をピックアップして、最適なソフトがパッと見つかる質問を用意しました。あなたが利用したい機能はどれでしょうか?

ステップ3:必要な機能をチェック

Q1:高低差のある敷地に建物を提案することはありますか?
隣地や道路を設定したいですか?

Q2:ローリビングや小上がりのある空間を提案することがありますか?

Q3:天井装飾(折上げ・ドーム・アーチなど)を作成したいですか?

Q4:プランのA案とB案を比較しながらプレゼンしたり、リフォームなどのビフォーアフターを2画面で見せたりしたいですか?

Q5:壁装飾(開口・ニッチ・突出し)を提案したいですか?

あてはまる項目はありましたでしょうか?

もし、Q2~Q5の床・天井・壁の「内観向け機能」が必要なければ、外構に強い「3DマイホームデザイナーPRO10」をおすすめします。

それぞれのソフトには、ご紹介した機能以外にも搭載されている機能がありますので「必要な機能」を厳選してみてください。

▼全機能を比較できるページはこちら
https://www.megasoft.co.jp/3d/compare/

また、「3Dアーキデザイナー」「3DマイホームデザイナーPRO10EX」なら、上記の設問すべての機能も搭載しており、あらゆるプランに適応できます。

「3Dアーキデザイナー」と「3DマイホームデザイナーPRO10EX」ってどう違うの?

「3Dアーキデザイナー」はシリーズでも最上位のソフトです。
「3DマイホームデザイナーPRO10EX」に追加して、さらに便利な機能が搭載されており幅広い職種の方に満足してお使いいただけます。

住宅から商業施設まで幅広い建築物に対応

「3Dアーキデザイナー」なら5階以上も作成可能。戸建て住宅はもちろん集合住宅やマンション、大規模な商業施設まで幅広い建築物の意匠設計が行えます。

※「3DマイホームデザイナーPRO10EX」は地下1階~4階まで作成できます。

多様な入出力形式で各種ソフトと連携

「3Dアーキデザイナー」なら多様な入出力形式で各種ソフトと連携。DWG/DXF/CEDXM/JWW形式などの2D/3Dファイルの入出力に対応。3Dアーキデザイナーで作成した図面をAutoCADやプレカットCADに引き渡し施工図面や構造計算に展開したりと、柔軟な連携が可能です。

※「3DマイホームデザイナーPRO10EX」の出力形式はこちらをご確認ください。

CADデータからの壁・床の自動生成

「3Dアーキデザイナー」なら他のCADソフトで作図されたデータから、部屋/壁を一括生成壁芯などの基準となる線を選択することで、壁や床を生成することができます。
また、2次元CAD作成機能も備わっているので、CADソフトがなくても3Dアーキデザイナーだけで図面を作成することもできます。

※「3DマイホームデザイナーPRO10EX」は非対応です。

確認申請図の自動作成

「3Dアーキデザイナー」なら確認申請図の自動作成が可能
確認申請に必要な「配置図」「敷地求積図」「床面積求積図」「平面図」「立面図」「断面図」「屋根伏図」の7種類の図面を自動作成。1からCADソフトで作図するのに比べて、大幅な省力化が実現できます。各図面はCADレイヤで編集可能です。

※「3DマイホームデザイナーPRO10EX」は非対応です。
※「3Dアーキデザイナー」クラウドライセンス版は無償提供。レガシーライセンス版の場合は別途キットの購入が必要です。

リアルタイムで3D空間全体を高画質化できる

「3Dアーキデザイナー」なら高画質3DライブスクリーンPixage(ピクサージュ)を搭載。リアルタイムで3D空間全体を高画質化できます。素材の質感や凹凸表現も可能に。フォトリアルなレンダリング画質表示状態でウォークスルーやムービー出力、静止画出力を即座に行えます。

※「3DマイホームデザイナーPRO10EX」は静止画のみ高画質で出力可能です(Optimage)
関連記事:レンダリングの比較

間接照明や影をライティングシールで自由自在に操れる

「3Dアーキデザイナー」なら照明や影をシール感覚でカンタンに貼り付け、間接照明の表現や奥行きのあるパースを作成できる「ライティングシール」機能を搭載
間接照明やスポットライトなどの効果を簡単に追加でき、雰囲気のあるパースを作成できます。

機能の差は、提案プランをどれだけスムーズに時短で描けるかの差でもあります。
より便利な機能を使用すれば、お客様へのプランを検討する時間が増えます。
 
提案したい内容にあわせて、より適した道具を手にしていただけると幸いです。

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